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星組公演『宝塚ジャポニズム〜序破急〜/怪盗楚留香外伝 花盗人/Etoile de TAKARAZUKA』@中日劇場 [宝塚のこと]

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2月に続き、3月も名古屋中日劇場へ。
4月に台湾公演を控えている、ちえちゃん(柚希礼音)率いる星組選抜メンバーの公演。
本公演(宝塚大劇場/東京宝塚劇場)で上演した演目を、台湾公演用に再構築した三本立て。
今回の中日公演は、言わば台湾公演の前哨戦といったところ。

舞踊ファンタジー『宝塚ジャポニズム~序破急~』。作・演出は、植田紳爾。
本公演と同じ演目ですが、人数が半分に減っているため配役に若干の変更有り。
なので、また新たな気持ちで楽しめた。
あたしはこの作品好きよ。
近頃は日本物レビューの上演も減っているので、どんどん意欲的にやってほしいなぁ。
あたしは宝塚の日本物レビューがとても好きなのだ。
『急』の場面で、下手側の書き割りが倒れそうになってヒヤヒヤしたが、なんとか持ちこたえてくれて本当に良かった。
安全第一。

ミュージカル『怪盗楚留香外伝 花盗人』。脚本・演出は、小柳奈穂子。
本公演のお芝居をまるっと差し替えて、台湾公演用に新作のミュージカル。
漢字ばかりですが、『かいとう そりゅうこう がいでん はなぬすびと』と読みます。
原作は、台湾の作家・古龍の武侠小説。
楚留香は、酒と女をこよなく愛し、盗みはすれど人は殺めず、現場に香の匂いを留めて去るという洒脱な怪盗。
“台湾のアルセーヌ・ルパン” とも言われる人気キャラで、ドラマ化 もされています。
で、宝塚版の怪盗楚留香ですが。
うん、面白かった!
ルパン三世と、チャーリーズ・エンジェルと、ロミオとジュリエットを合わせたような感じで、宝塚にはもってこいの作品なのではないかと。
ちえちゃん演じる楚留香、素敵だったわ〜。颯爽としていて色気もたっぷり。
さゆみちゃん(紅ゆずる)と、ねねちゃん(夢咲ねね)というカップリングも新鮮でイイですね。
しかし、内容があまりに盛り沢山すぎて、45分という上演時間ではもったいないな。
トントンと急ぎ足に話が進んでいき、アッという間に終わってしまった感。
この作品、ぜひ本公演で、1時間半ものとしてやってくれないだろうか。

グランド・レビュー『Etoile de TAKARAZUKA』。作・演出は、藤井大介。
こちらも本公演と同じ演目ですが、配役変更有り、フィナーレナンバーの変更有りで、どの場面も雰囲気が一変。
『おうし座』での、しーらん(壱城あずさ)のジゴロ(キザり方が好き!)とか、ちえちゃん、まさこちゃん(十輝いりす)、さゆみちゃんの『ナルシス・ノアール』とかね!
まさこちゃんの『サジタリウス』が聴けたのも良かったなぁ。
本公演ではじゅんこさん(英真なおき)が英語歌詞で歌っていた『見上げてごらん夜の星を』を、今回はさゆみちゃんが日本語歌詞で歌ってました。
あぁ、歌詞がわかるってなんて素敵なの。ビバ日本語。
ねねちゃんが力強く歌う『セ・マニフィーク』は、盛り上がるね!
なぜこの曲を聴くとこんなにもテンションが上がるのか。
ヅカファンなら誰もが知っている(歌えてしまう)名曲というのは、やっぱ最強だな。
フィナーレナンバーは、台湾公演用に歌も曲も衣装もガラリと変更されていて、これがも〜とにかくカッコ良かった!
中国語の歌をしっとり歌い上げ、エレガントかつパワフルなダンスで魅了し、シルバー総スパンコール燕尾服に紫のフリルヒラヒラ開襟ラテンシャツという、とてつもなくギンギラギンな衣装をも見事に着こなすちえちゃんを観て、この人、素晴らしくスターだわ!と改めて感服。
デュエットダンスでの高速回転リフトも素晴らしかった。


本公演時よりも人数が半分に減っているにも関わらず、それを感じさせないほどエネルギッシュなステージを堪能。
幸せなひとときでした。
宝塚、最高。
まさこちゃんカッコ良かった!


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